副業で人気のテープ起こし。初心者でも比較的始めやすい仕事だといわれていますが、実際にどのような作業をするのか、知らない人も多いでしょう。
副業は種類が色々とあり、中には手間がかかる割に、なかなか収入につながらない仕事も存在します。副業でテープ起こしをする場合、事前に知っておきたいいくつかの知識がありますので、詳しくご説明しましょう。
簡単にできると思って始めても、意外と難しい副業生活。テープ起こしも慣れるまでは多少困難に感じることがあるかもしれませんので、効率的にこなすコツも合わせてご紹介していきましょう。
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副業のテープ起こしとはどんな仕事なのか?
「テープ起こし」という言葉を聞いたことがある人は多いもの。メインの収入源としてやっている人もいますが、副業でもできる仕事なので興味を抱く場合があるでしょう。ではまず仕事の特徴や内容について、詳しくご解説しますね。
テープ起こしの仕事内容
テープ起こし、または文字起こしと呼ばれる仕事は、簡単に言うと動画や録音した音声データを聞いて文字にする内容です。
たとえば講演や授業内容、セミナーなど。音声データを聞きながらパソコンで文章にしたり、手書きで文字にしたりする場合もあります。
作業内容としては初心者でもできることなのですが、ある程度の収入につなげるためには慣れが必要です。
内容によっては、専門的な知識が必要なケースもあるでしょう。副業としては場所をとらずにできる作業で、いつでもできる魅力もあります。
収入について
副業でテープ起こしをやってみたい場合、気になるのが収入です。副業はかなり安い仕事からプロ並みに稼げる仕事まで色々とありますが、テープ起こしは在宅でできる副業の中でも比較的収入が高め。
たとえば2時間の講演会の音声データのテープ起こしなら、13,000円~25,000円という求人もあります。音声が何人もある場合、たとえば質疑応答や5人ほどの参加者がいるセミナーなどはさらに高くなり、30,000円以上の単価が期待できることもあるでしょう。
テープ起こしは一人の音声だと安く、数人になると高くなる傾向があります。初心者がとりかかりやすいタイプの内容なら、1時間程度の講演内容で5,000円が相場だといわれています。
テープ起こしに必要なスキルについて
副業とはいえテープ起こしをするにも、何かスキルがあったほうがよいのでは?と疑問を抱きませんか。そこで気になる必要なスキルについて、詳しくご説明しましょう。
絶対に必要なスキルはなし
テープ起こしの仕事に興味がある人は、スキルについての疑問を抱くでしょう。しかし絶対に必要なスキルはありませんので、ご安心くださいね。
ただ仕事を受ける際に、音声データがファイルになって送られてくるケースが多いので、仕事をするためにはパソコンが必要不可欠です。
またスキルというよりは、一般常識が必要。話題になっていることやニュース、新聞の内容など、普段の生活で耳にする物ごとには敏感なほうがよいでしょう。
文章力
どのような仕上がりを求めているか、クライアントの指示により文章力が高く求められる仕事もあります。基本的には日本語を正しく理解できる、漢字を使えるという条件があります。
音声データはそれほど難しくない内容が多いので、日本語で問題なく日常生活を送る人なら大丈夫でしょう。
文章は、読んだ人が理解できるのが大切。単語や言葉を多く知っていると、かなり大きなメリットになるでしょう。
会社の会議などはビジネス用語を使うこともありますので、一般的な文章力に合わせてメディアで使われる言葉も知っておくとよいですね。
専門分野を持つと戦力になる
副業でテープ起こしをする際ですが、依頼される仕事はあらゆるジャンルになるでしょう。たとえば「ファッションに関するセミナーのテープ起こしだけをしたい」と言っても、仕事がたくさん見つかることはありません。
一番よいのは、オールジャンルに対応できる人。さらに経験を積むと得意な分野ができるので、仕事を受ける際に強みとしてアピールするのも方法です。
テープ起こしは時間がかかりますが、得意分野や好きなジャンルだと作業時間が短縮できます。
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テープ起こしのコツについて
テープ起こしをする際は、主に3タイプの作業があります。それぞれの違いを理解して、効率的に稼ぐコツをご紹介しましょう。
テープ起こしのやり方
テープ起こしの基本的なやり方についてご説明します。まず「素起こし」と呼ばれる作業は、録音された音声を聞いてそのまま文字にする方法。
会話の中で出てくる「えっと」「あの」といった言葉も全て文字にします。次の種類は「ケバ取り」と呼ばれるテープ起こしで「あの」などの余計な言葉を除いてすっきりとした文章にします。
インタビューの内容などは、ケバ取りでお願いしますと依頼されるケースが多いでしょう。そしてもうひとつは「リライト」するテープ起こしです。
3タイプの中でも一番高度といわれる作業で、話し言葉を書き言葉に直して文章全体を整えます。場合によっては読みやすく小見出しをつけるなど、文章としての形を重視する作業もあります。
キーボードで音声再生をする
テープ起こしは効率性をアップさせるのが、収入を増やすコツです。音声を何度もストップして、そのたびに文字をタイプするのは時間のロスに。
アプリを使って音声再生をキーボードで操作すると、作業スピードがアップします。依頼される案件により音声ファイルの形式が違うので、柔軟に対応できるアプリを使うことをオススメします。
音声認識機能を使う
慣れてくるとタイプが苦手な人でも、作業を早くこなせるようになります。さらに効率を高めるなら、音声認識や音声入力機能を使うのもよいでしょう。
これからパソコンやスマホは、音声認識を活用するチャンスが増えてくるもの。タイプの時間を節約して、どんどん仕事をこなしましょう。
講習や技能試験を受ける
副業のテープ起こしで成功するためには、講習を受けてスキルアップするのも可能です。プロから指導してもらうと、自分では思いつかないコツがマスターできるかもしれません。
講座を受けると費用がかかりますが、長い目で考えるとよい投資になるでしょう。また余裕ができたら音声起こしの技能テストを受け、自分のレベルを知ることも大切です。仕事を受ける際に技能力をアピールすれば、受注量も増やせます。
集中して作業時間を決める
副業はメインの仕事が大変にならないよう、バランスをとるのが大切。テープ起こしは一度始めると集中するので、他のことが一切頭に入らなくなる場合もあるでしょう。
また何かをやりながらテープ起こしをすると、その都度作業がストップして最初からやり直しになる場合もあります。
効率的に作業を進めるなら2時間程度を目安にして、集中して取りかかりましょう。簡単な繰り返しですが、何ごとも慣れが必要です。
副業でテープ起こしをマスターするには、手が空いた時間に練習のサイトを使うなど、スキルアップを意識するとよいですね。
まとめ
時間が余っている人、週末を有意義に過ごしたい人などには、副業がピッタリです。テープ起こしで満足する収入を得るには時間がかかるかもしれませんが、毎回作業をするたびに魅力をどんどん発見できるでしょう。
仕事を探す時は、クラウドソーシングやテープ起こし専門の求人サイトをチェックしてみてください。慣れれば1日2時間程度の作業で、ひと月5万円ほどの収入を得る人も多いのです。