副業は怪しい業者もいるため、後悔しないように注意しながら始めることが必要です。最近はスマホを使った簡単な副業もあり、すぐに儲かりそうな魅力的な仕事もありますよね。
しかし実際には、詐欺まがいの怪しいサイトや業者も多く、お金を稼ぐはずが逆にお金をとられてしまう結果にもなりかねません。そこで今回は、副業の怪しい業者の見極め方についてご解説しましょう。
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副業の怪しい業者の手口について
簡単にできるのでやってみようと、気軽に副業を始める人が増えています。そのため副業に興味を持つ人を対象にして、詐欺行為を行う悪徳業者も増えているので注意しましょう。では主な手口として知っておきたい、二つのパターンをご紹介します。
副業を探している人からお金をとる詐欺
副業は色々な仕事がありますので、本業をしながら自分に合う副業を見つけるのは大変だと感じる人もいるはず。そんな人が利用するのが、副業の斡旋業者です。
この業者は仕事を依頼する人と仕事を探す人の仲介になる立場で、人気のクラウドソーシングもこのタイプの斡旋業者に含まれます。
無料、もしくは少額の利用料金で利用できる斡旋業者のサービスですが、副業の怪しい業者だと事前にお金を支払わせるケースも。仕事を見つけたい人の気持ちを逆手にとり、お金をとる詐欺なのです。
たとえば在宅でできる副業を始めるための初期費用を支払わせるケース。テープ起こしの仕事があるので、必要なソフトを購入してくれと言い高額請求する場合などもあります。
また最近多いのが情報を売る副業の怪しい業者で、こうすれば絶対に儲かるなど、情報商材を高額で販売しているでしょう。実際は価格と中身がかけ離れ、全く意味がない出費になることも。
他にも資格取得費用を請求したり、サイトの会員登録費用を払わせたり。教材を自腹で払った後に一切連絡がとれなくなり、仕事の紹介もされずに終わってしまう場合もあります。
スマホを使う詐欺
近年とても増加しているのが、スマホを使う副業の怪しい業者です。とても多いのがSNSを使う詐欺で、フォローリクエストやフォローバックしてくれる人に詐欺案件を紹介し、副業に申し込むと商材購入へ誘導されるものです。
LINEのスタンプ作成などがよく対象にされています。またツイッターならプレゼントやキャンペーンの投稿をリツイートさせて、応募者の個人情報を盗む詐欺や商品購入を進めるもの。「ポイントサイトで換金できない仕事をさせられた」というケースも増えています。
詐欺業者を見極めるコツについて
副業の怪しい業者は、近年さまざまなアプローチの仕方をしていますので、詐欺とは気づかずに失敗する人も多いでしょう。そこで副業を始める際に、慎重にチェックするべきポイントをご説明します。
お金を払う副業は始めない
一般的に仕事を始める際に、費用がかかることはほとんどないといえます。それは副業も同じで、雇い主から教材費や登録費などが請求され、お金を払うまで仕事をさせてもらえない場合は注意が必要。
しかし自ら資格を取得して、副業に活かしたい場合は別です。仕事を始めるための費用は一見必要性があるように見えますが、多くの場合は悪徳業者だといえるでしょう。
簡単・稼げるという表現は危険なサイン
副業はコツコツ働いても、高収入につながらない仕事はたくさんあります。そのため「すぐにできる高収入の仕事」などと記載されていると、とても興味を持ってしまいますよね。
詐欺のような表現だと理解していても、一か八か試す人もいるかもしれません。
副業で稼げるかどうか、個人の能力や働く時間にも関係しますし、不確定な表現をする広告は勧誘目的であると考えられます。「簡単に儲かる仕事」という内容ほど要注意ですね。
日本語表記に違和感がある求人
最近は海外の詐欺業者も増えていますので、気になる仕事を見つけたら必ず会社説明やウェブサイトをチェックしてください。サイトに会社の住所や連絡先が記載されているかどうかはもちろんですが、表現がおかしい、日本語がおかしいと思われる場合は、海外の詐欺業者の可能性もあります。
仕事内容が不明瞭
副業の怪しい業者を見極めるには、仕事内容をじっくりと確認しましょう。とくに給与の支払いに関しては重要な部分になりますので、あいまいな説明では詐欺の可能性も考えなければなりません。
たとえばスマホで最近増えているポイントサイト。ポイントの獲得までははっきりと説明がありますが、換金方法や報酬の受取日、振り込み方法などが明記されていない場合もあります。
信頼できるサービスには取引金融機関をはじめ、報酬を得るまでの手順は明確にされているでしょう。また副業の仕事内容が不明瞭で、何をすれば収入になるのかわかりにくい複雑なアプリもありますよね。
このような場合は運営元の記載を確認して、代表者、企業名、住所、資本金などが書かれているか見てみましょう。もし曖昧な場合は、避けたほうが安心です。
システムに欠陥がある
副業の怪しい業者はスマホのアプリを使い、誰でも手の空いた時間にできるよう宣伝をしています。たとえば「クリックするだけで1,000円」などとても魅力的ですが、実際にこんなうまい話はないだろうと、まずは疑う習慣もつけておきたいですね。
そして悪徳業者はシステムにお金をかけないため、管理体制が悪く信頼できないのも特徴のひとつ。アプリのボタンがクリックできず反応が悪い、ページを読み込めない場合などもあります。
場合によっては意図的にシステムの不具合を発生させて、仕事をさせないよう設定していることもあるでしょう。ポイントサイトのように、時間がある人ならどんどん稼げるはずですが、換金できる最低金額をわざと高く設定したり、ポイント獲得をできないようシステム調整を頻繁に行ったり、危険性が感じられます。
口コミをチェックしよう
副業で詐欺にあう人は増えていますので、怪しい業者かどうか見破る力は必要です。簡単に儲かる話が存在しないことはわかっていても、もしかしたら…と期待することもあるでしょう。
その場合は、利用者の口コミや評価をチェックしてください。ネットで企業名をリサーチして口コミを探すと、もし詐欺まがいな業者なら被害にあった人の口コミが記載されているはず。
口コミを見る時に意識したいのは、投稿者の件数です。最近ネットの口コミが信用できないという傾向がありますが、実際に利用者でないのに会社からお金をもらって、口コミを投稿している人も存在します。
その場合は一般的に考える以上の口コミ投稿件数がありますので、このような人の意見は会社にとってメリットがあるよう書かれているため、信用しないほうがよいですね。
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詐欺にあった時の対処
注意して副業を選んでいても、怪しい業者は一歩先を行き、信憑性の高そうなアピールをしてくるはずです。万が一お金を払ったのに仕事がもらえないなど、詐欺の可能性がある場合は次の方法で対処しましょう。
クーリングオフする
クーリングオフは消費者が一方的に解約できる制度で、一定期間内に契約解除が可能になります。もし嘘の説明で契約した場合は、クーリングオフ期間を過ぎても契約解除はできる可能性も。
このような状況にならないよう、もし最初に登録料や契約料を払わされる場合は、クーリングオフについて確認しておきましょう。
相談窓口に連絡
詐欺まがいの行為や、悪徳業者とのトラブル相談に応じてくれる窓口があります。国民生活センターをはじめ、各地の消費者センターに相談もできます。必要であれば、間に入って解決してくれる弁護士を紹介してもらいましょう。
まとめ
副業の怪しい業者が増えていますが、大手のクラウドソーシングをはじめ、信頼できる副業サイトもたくさんあります。何ごともすぐに信じるのは避け、収入よりもまずは安全面も考えておきたいですね。
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