副業で不動産に関することに興味を持っている人は多いはずですが、リスクを考えると躊躇してしまうでしょう。副業とは本業に影響を与えずに行うことで、収入をアップするためのサブ的存在。
不動産関係はコストがかかりますので、金銭的に本業の収入にも悪影響があるのでは困ります。そこで今回は初心者必見の、副業で不動産投資する場合の注意点や方法など、基礎知識をご説明しましょう。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
不動産投資は副業なのか?
副業を始める際にまず考えておきたいポイントは、会社が副業を認めているかどうか。しかし副業といってもあらゆる種類がありますので、どれが対象になるかはっきり判断できないですよね。ではまず不動産投資は副業になるのか、気になるポイントからご説明しましょう。
会社の規則を確認する
手の空いた時間を有効に使い、副収入を得たいと思う人は多いでしょう。トラブルにならないためにも、まずは会社の規則を確認しておくこと。
企業で副業を認めているのは、全体の20%くらいといわれているように、断然禁止している会社のほうが多いことがわかります。場合によっては、会社に副業の届けを出せば認めてもらえるケースもありますので、きちんと会社の規則を確認しておきましょう。
企業が副業を禁止するのは、社内機密が社外に漏れることを防ぐためや、本業が疎かになっては困るため。そのような点を考えて、バランスがとれる副業を選ぶことが大切です。
不動産投資は副業ではない?
不動産投資のブーム到来で、サラリーマンの副業として注目されています。しかし企業に勤務する人は、副業が禁止されている可能性があり、不動産投資が副業にあたるのか疑問です。
株の投資と同じで、不動産投資は副業禁止規定の対象にならないことがほとんど。貯金をして利息を得るのと同じで、サラリーマンの人が副業で不動産投資をするケースは多く存在します。しかし念のために、まずは会社に確認したほうが安心ですね。
サラリーマンに不動産投資がオススメな理由
副業が儲かりすぎて、本業以上に稼げるようになるのは理想的ですが、副業は時間や手間がかかるだけで満足した収入が得られないこともあります。
その点サラリーマンにとって、不動産投資がよいといわれる理由は、手の空いた時間にできること。どこかに勤務するわけではありませんので、プライベートな時間を有効活用できます。
また不動産投資は、長期的に収入が得られるメリットがありますので、本業で給与カットされた場合も生活費のサポートになるでしょう。
物件を購入して投資する場合は、万が一売却することも可能なので、上手く計画すればリスクを抑えられます。購入した物件のローンが完済すれば自分の持ち物になりますので、資産形成しながら副収入を得たい人には不動産投資がオススメです。
初心者が不動産投資を始める方法
副業で不動産投資に興味がある人もいますよね。どのような方法で収入が得られるのか、不動産投資の基礎について詳しく見ていきましょう。
初心者向けの不動産投資
世界各地にビルや土地を所有する、不動産王と呼ばれるリッチな人たち。そんな夢がある不動産投資ですが、忘れてはいけないのはリスクがつきものであること。
色々な種類の投資がありますが、初心者が副業で不動産投資を始めるなら、最も手頃なワンルームマンションがよいでしょう。区分物件はマンションそのものを一棟購入するのではなく、部屋単位で購入すること。
オーナーになった部屋を他の人に貸して、家賃収入を得るのも可能です。土地の購入などに比べるとマンションはリスクが少なく、最小単位でできることが特徴。
たった1部屋でも不動産投資には変わりありませんし、これからさまざまな知識や経験を積むためにもチャンスになるはずです。
順番を間違えない
不動産投資はどのような物件でも多額な費用が必要になり、金融機関から融資を受けないとスタートできないケースがほとんど。副業で不動産投資をどんどん広げる計画があるなら、購入する不動産と借入先の選定が必要です。
もし最初に多額の借り入れをして投資を始めると、2つ目、3つ目の物件を入手する際に借り入れの与信が不足して、追加融資してもらえない可能性があります。
物件をひとつだけで投資するか、最初に考えておきましょう。また購入物件は、いずれ自分のものとして家族に相続するか、もしくは市場価格によっては売却するのか。
不動産投資はリスクを抑えるためにも、周辺地域の路線価などをリサーチして、売却がスムーズにできるかも頭に入れておきましょう。
融資トラブルを避ける
マイホームを購入する際の住宅ローンは、居住用のみとなっていますので、副業で不動産投資をする場合には利用できません。不正にローンを使用すると、残債を一括で返済しなければならない場合もあり、家計の負担になる可能性もあります。
融資を受ける際は必ず投資用であることを相談し、知名度の高い金融機関を選ぶこと。また取引する不動産会社も、信頼できるかどうかチェックしましょう。
不動産に関する知識がない初心者だと、営業マンにのせられてしまい、利益の少ない物件を買わされる可能性もあります。
収益の使い方
不動産投資の基本的な仕組みは、家賃収入から税金や管理費用、借入金の返済など差し引き収益を生む方法です。利益部分のキャッシュフローは、生活費の足しにすることもできます。
しかし使ってしまうのはもったいないので貯蓄に回すか、再投資の資金としてよけておくことをオススメします。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
知っておきたいリスクについて
副業の不動産投資は、老後の生活費の足しにするため、若い年齢層のサラリーマンでも始める人が増えています。今はオンラインでなんでも手続きができる便利な時代。
手軽に投資ができる環境があっても、リスクがあることは覚えておかなければなりません。
不要な経費が発生する
マンションや中古住宅など、入居者が見つかりホッとしていると、意外なところでトラブルが発生します。たとえば入居者の不注意で、物件に破損が生じた場合。
近隣とのトラブルで裁判になるなど、想定外の事態は避けることができません。損害賠償を求めるのは可能ですが、ダメージ分全額を回収できるとは限らないでしょう。
もし入居希望者がいてもすぐに契約せず、きちんと手順を踏んで入居審査を実施して判断してくださいね。
二重ローンになるリスク
副業で不動産投資を始める人は、すでにマイホームのローンを抱えていることもあるでしょう。その場合は、現在のローンに合わせて投資物件の返済もありますので、投資で失敗したら二重ローンとなるリスクがあります。
多いケースは、投資物件になかなか入居者が決まらず、いつまでも空室状態が続くこと。家賃収入がなくローンの負担だけが毎月発生しますので、最悪マイホームまで売却しなければならないケースもあります。
物件選びを慎重に行う
不動産投資で避けたいのは、空室になる期間。利益を重視して利回りのよい物件だけにこだわりがちですが、入居者が見つからない状態では意味がありませんよね。
不動産投資は豊富な知識が必要なので、いきなり購入せずまずは情報収集をしておきます。見た目が綺麗な物件なら、必ず入居者が見つかるというわけでもありません。
固定資産税や物件の修繕など、あらゆるコストを考えたうえで、立地条件なども考慮した物件選びが必要です。失敗しても不動産はすぐに買い替えができませんので、できるだけ多くの物件を内覧し、プロに相談してみましょう。
まとめ
副業で不動産投資は資金も必要ですし、充分な知識がないと失敗する可能性があります。投資に興味があるなら、株や投資信託などもありますので、少額でリスクの低いものから練習してみるのもオススメです。