腕まくりをする心理状況は、かなり前向きになっている証拠だと考えられます。あと少しで片づく山積みの仕事。ラストスパートでは、とくに腕まくりしたくなりますね。
仕事はその日の気分や心理背景により、進行度がぐんと変わります。やる気がない日や、苦手な作業が楽に感じる時など、上手に深層心理を理解して仕事に向かうのが大切かもしれません。
では今回は腕まくりして仕事する心理的な意味と、気分をアップさせるコツについてご紹介していきましょう。
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腕まくりして仕事する心理背景は何?
残業中のサラリーマンが、腕まくりして仕事する姿はよく見かけられますよね。楽しいことは無理しなくても、気分が高揚してスムーズにできますが、仕事や勉強は自分にプレッシャーをかけないと進まない場面があります。
そんな時に無意識にやってしまう腕まくり。心理的な特徴についてご説明しましょう。
エネルギーがあふれている
何ごともエネルギーがあふれる状態にあると、それが仕草に表れて腕まくりをしています。仕事だけに限らずテンションが高くなると、思わずコントロールできなくなり、普段やらないことをやってしまいますよね。
腕まくりする心理はエネルギッシュになっているためで、余った力をどこかに発散したいサインです。こんな心理状態の時は、作業にも集中しやすいでしょう。
なんでもできそうな気分のため、あまり楽観的に考えると失敗するリスクもあるのでご注意ください。
気持ちを入れ替えている
面倒なことをやる前や、早く終わらせたい作業があると、自分の気持ちを引き締めて活を入れる場合があります。そんな心理背景があると、ついやってしまうのが腕まくり。
気が乗らない自分の背中を押す意味があり、やる気を奮い立たせています。「あと少し」というところで気持ちが萎えてしまうと、続けるのは大変ですよね。
頑張れと励ます気持ちを込めて腕まくりすると、なんとなく気分転換になりやる気が湧いてきます。腕まくりして正面から向かい合う気持ちが、苦手分野を克服する時にも役立ちます。
目立ちたい
腕まくりして仕事をする人は、隣の人も一瞬注目してしまいますよね。普段きちんとスーツを着こなしている人が、腕を見せて作業する姿はとてもレア。
視線が集まり、さらに本人はやる気がマックスになっているでしょう。腕まくりする心理は、周囲からもっと注目されたいのが理由。存在感がないと不安になる人は、目立った行動で視線を集めて安心しています。
前向きになっている
腕まくりする心理は前向きになっているためで、よいニュースを聞いた後などは嬉しくなり、つい腕まくりしてしまいます。
習慣的に腕まくりする人は、もともと前向きな思考回路があると考えられ、嫌な場面でも気持ちを入れ替えてよい方向に考えながら向き合っています。表情にも余裕が表れ、常にやる気を感じられる存在になるでしょう。
袖が邪魔だから
腕まくりする心理は気分的なことだけでなく、ただ袖が邪魔なので作業がしやすいように腕まくりするケースもよくありますよね。たとえばシンクに溜まった食器。
長袖の服だと濡れるので、腕まくりして片づけ始めます。大切な洋服を着ている時も同じく、袖が汚れたら嫌なので守るつもりで腕まくりするでしょう。また袖が邪魔なふりをして、鍛えた腕を見せたがる人も中にはいます。
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モチベーションをアップさせる方法
腕まくりは、心理的にやる気を起こさせる作用が期待できます。「さて、やるぞ!」と言葉に出さなくても、腕まくりするだけで周囲にも気持ちが伝わりますよね。
しかし腕まくりだけでは、完全にエンジンがかからない場合もあるでしょう。仕事は時間も限られており、集中しないと片づかないことがよくあります。
困った時にモチベーションをアップさせたいなら、次の方法にぜひチャレンジしてみましょう。
維持するかアップするか
仕事で成功するためには、どのような職種でもモチベーションは大切です。嫌々仕事をするよりも、意義や目的を考えながら働くと自然とやる気が湧いてきます。
しかし毎日の仕事。時には失敗してしまったり体調が悪かったりして、期待通りのパフォーマンスができないケースもあるでしょう。
その場合に考えたいのはモチベーションを維持するか、それともアップするか。たとえばあと1時間くらいで終わる作業なら、短期的にモチベーションを「アップ」させる必要がありますよね。
仕事そのものにやりがいを感じられない場合は、長期的にモチベーションを「維持」しなければなりません。今自分に与えられた課題は何か、異なる対応が必要であることを理解しておきましょう。
今の気持ちを言葉に出す
やる気が湧かない時は、心理的に自分自身にアプローチして気持ちを高めるのがコツです。無理にやる気を出そうとストレスを感じてしまうと、なかなか思い通りにならないかもしれません。
そんな時は現在の気持ちを知るためにも、今感じていることを言葉に出してみましょう。「眠い」「疲れた」など、ストレスを言葉で判断すると具体的にモチベーションがアップしない原因が見えてきます。今の自分の置かれた場所が把握できるだけで、不安は取り除かれる可能性があります。
いったん作業から離れる
無理やり勉強を頭に詰め込んでも覚えられないのと同じで、仕事のモチベーションをアップさせるためには、いったん違うことに意識を集中させてみましょう。
オフィスにいる人は外を散歩したり軽食をとったりして、家で仕事をする人はストレッチをするなど、体も頭も切り替えが必要です。
無理に詰め込めすぎる働き方は、逆に効率が悪くなる場合もあるので、適度な時間配分を心がけて休憩もプラスしてくださいね。
リストを作る
仕事は難しいことや面倒な作業にぶつかると、つい手も止まってしまいます。やるべきことがわかっていても取り組めない時は、リストを作って順番を決めてください。
漠然と仕事を目の前にしても何が先なのか、何を最後にするべきか疲れた時は判断が鈍ってしまいます。そんな時にリストがあると、実際に取り組むことがすぐにわかり、自然とリストごとに体が動くようになります。
ひとつ達成すると次もやる気が湧いてくるので、シンプルですがとても有効な方法です。
働く環境を変える
マンネリは人間関係でもよくありがちで、同じ人と話をしているよりもたまには違う人と違った会話をしたほうが盛り上がります。仕事のモチベーションも同じで、同じ環境で働くと刺激がなく、やる気が低下する場合があります。
そんな時はデスクの向きを変えて、違う風景を見てください。またイスの高さを変えるなど、わずかな違いが仕事に新鮮味を与えてくれるでしょう。
いつもの場所やいつもの視点は仕事にマンネリ感を与えるので、飽きっぽい人は働く環境を定期的に変えるのもひとつの方法です。
タイムリミットを作る
時間の制限を決めるのは、機敏な動き方に変えるチャンスを与えてくれます。締め切りが近い仕事に余裕を持ってやっていると、つい気持ちが緩みがちになりますよね。
タイムリミットを決めて、この書類の整理は1時間以内で終わらせると、自分だけのルールを作ってください。達成した時にはコーヒーを1杯飲むなど、ご褒美を作るともっとやる気が湧いてきます。
まとめ
腕まくりして仕事がサッと片づくと、とても気分がよいですよね。自分なりのモチベーションアップ方法を見つけ、困った時に活用できるように普段からアイデアを振り絞ってください。
・楽がしたい心理がはたらくときは休憩する?それとも無理するべき?