仕事のモチベーションが高まらない時に無理に集中しても、効率はアップしないかもしれません。そんな時は原因を把握して、改善策を考えるのがオススメです。
仕事は楽しいことばかりではありませんので、壁にぶつかり先に進めない場面もよくあるでしょう。さらに仕事のモチベーションに影響を与える人間関係も複雑で、いつまでも気分を低迷させる原因です。
そこで今回は、多くの人が悩む仕事のモチベーションについて、改善するためのコツをご紹介していきましょう。
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仕事のやる気が出ない理由について
「仕事が好きではない」という人は近年増加傾向にあるといわれていますので、モチベーションが維持できないのは決して珍しいことではありません。
しかしいつまでもそんな気分で仕事に向かうのは効率が悪いだけでなく、日々の中で楽しめる物ごとが見えなくなってしまいます。ではなぜ仕事が嫌になるのか、やる気が出ない原因をご説明しましょう。
同じことの繰り返しで飽きる
仕事だけでなく恋愛も勉強も、同じことの繰り返しはマンネリ化して、とてもつまらなく感じますよね。夫婦の倦怠期のようなもので、仕事のモチベーションがアップしないのもマンネリが原因です。
最初は多少難しいと感じた作業も、徐々に慣れていくと簡単にこなせるようになります。何度も体験を繰り返すうちに、難しかったことも当たり前になり、刺激がなくなってしまいます。
さまざまなことを学習するのは楽しいもの。一か所で止まってしまうとスピード感がなくなり、全てが単調に見えてしまうでしょう。
責任を負いすぎる
仕事の失敗はできれば避けたいことですが、うっかりミスしてしまうのは誰でも経験があるでしょう。そんな場面で立ち直るには間違いの原因を理解して、二度と同じことを繰り返さないよう神経を尖らせることが必要ですよね。
中には自分の責任を過大に感じてしまう人もいるので、いつまでも責め続け仕事のモチベーションがアップできない場合があります。
とくにミスした後は間違いを償うために、やる気を持って取り組み直すのが必要。しかし責任を感じやすい人は、無力感や罪悪感をいつまでも引きずり責任を負っているのです。
中途半端なことが多すぎる
忙しい時は同時にいくつかのタスクをこなす場合があり、勢いに乗って乗り越える人も多いもの。しかし基本的に自分の仕事が好きでない人は、やりたいと思わず「やらなければならないこと」と捉えるので、一度にいくつもの処理をすると全て中途半端になってしまいます。
次第とやることが増え続ける中、完成するものがないので気が焦るばかり。達成感を味わえない環境は、徐々に目を背けたくなります。
不満を抱えている
仕事のモチベーションがアップできない原因は、現職に不満を抱えていると考えられます。なんとなく働くことが嫌だと感じる人は多いはずですが、職場の人間関係や少ない給料など、具体的な原因があるとさらに仕事は嫌になります。
たとえば昔の上司はとても面倒見がよく、仕事のモチベーションがアップしたけれど、今の上司は自分勝手でやりにくいなど。よかった時期と今を比較してしまい、急にやる気を失ってしまうのです。
明確な不満がわかるとさらに現状にストレスを抱きますので、そんな環境になるとプライベートも楽しめなくなるでしょう。
評価されない
頑張った分だけ給与がアップする仕事や、上司がきちんと褒めてくれる職場は、誰しも頑張って毎日働きたくなります。しかし妥当な評価がされない環境だと、仕事のモチベーションが下がっても仕方ありませんよね。
人間は認められるとさらにやる気を持ち、頑張る原動力につながります。しかし自分がさほど必要とされない環境にいると、無気力になってしまうかもしれません。自分の仕事が無意味に見え始め、仕事が嫌いになってしまいます。
身体的な疲労のため
残業続きや難しいプロジェクトがあると疲労が重なり、仕事のモチベーションはアップしません。体も心も健康な状態であることが土台として必要なので、過労状態では休日でも気分転換できないかもしれません。
睡眠時間が少なくいつも仕事のことばかり考える生活は、思考力が低下しているので簡単なミスも続いてしまいます。するとイライラしてさらにストレスが溜まり、仕事のせいだと責任転嫁したくなるのです。
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仕事のモチベーションを維持する方法について
だらだらと仕事を続けるのは周囲にも迷惑がかかり、生活全てに対して意欲がなくなってしまいます。一日の大半を過ごす仕事環境のバランスが整ってこそ、充実感を得られるといってもよいでしょう。
そこでやる気が出ない時はどうすればよいか、仕事のモチベーションをアップする秘訣をご紹介しますね。
モチベーションが何か考える
ビジネスだけでなく勉強や人間関係、趣味、あらゆるシーンでモチベーションという言葉が使われています。モチベーションとは人が行動する理由で、仕事の場合は頑張る理由が必要です。
たとえば仕事が終わったらデートの約束がある日。楽しみなので残業しないよう、やる気が湧きますよね。この場合の仕事のモチベーションは「デート」。
このように頑張る原動力になるものが何か、自分なりに仕事環境を考えて見つけることが必要です。その際には目的意識を見つけると、給与アップのために頑張る、昇格したいので上司に認めてもらうなど、やる気の方向がわかりやすくなります。
自分の領域を知る
仕事のモチベーションが下がってしまう時は、アップさせるために改善したいことがあるでしょう。しかし無理して自分でプレッシャーをかけてしまうと、さらにストレスになりやる気をなくす場合もあります。
大切なのは、自分にできるのは何かを把握すること。自分の領域を知っている人は集中力が高く、効率的に作業をこなしています。たとえば上司から依頼された仕事、難しくて一人ではこなせない可能性があります。
この場合に自分の領域を知っている人は、すかさず上司に相談したり、仲間に手伝ってもらうよう考えたりするでしょう。逆に無理をする人は一人で何時間も考え込み、進展がないまま最終的に慌てて失敗してしまうのです。
できることをするなら、無理せずやる気が湧いてきますよね。苦手なことはモチベーションを下げる要因なので、きちんとフォーカスできる選択肢を持つのが必要です。
思考改善の前に体を見直す
仕事のモチベーションがアップしないのは、健康面が問題の可能性があります。この場合は自分の意志で改善する必要があるので、まずやる気をなくした時に健康状態から見直してみましょう。
たとえば仕事を目の前にしても全くやる気が起こらない場合は、空腹状態になっているかもしれません。または夜更かしして疲れている可能性もあるでしょう。
今何をすべきかわからない場合は、生活のリズムを整えて仕事と休息のメリハリをつけるのも必要です。仕事に対する考え方など、漠然としたものを改善するよりも、意外と早くモチベーションが高まる可能性があります。
まとめ
仕事のモチベーションがどうしてもアップしない時は、新しいキャリアを考えることも大切かもしれません。違った環境になると、今まで以上にやる気が湧いて自分らしく仕事ができるでしょう。
まずはやる気が湧かないのはなぜか、心当たりがないか考えてください。改善できることをひとつひとつクリアして、これから気持ちを入れ替えるようにしてみましょう。