羨ましいと思う心理には、色々な内容が関係しています。顔立ちが整っていてモテる人、頭がよくて周囲から頼られる人など、自分よりも恵まれた何かを持っている人は羨ましい存在です。
とくに働く環境では、周囲のことが気になるのは当然。他人の仕事がよく見える場合は、どのようにして気持ちの整理をするべきか、対処方法についてご紹介していきましょう。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
羨ましい心理で考えられることについて
羨ましいという感情は、人間なら誰にでもあるはず。その時に、気持ちをどう処理するかが大切なのです。なぜ他人を羨ましいと思うのか、その心理について詳しくご解説しましょう。
自信がない
自分に自信がある人は、他人が自分よりも優れているとは思いません。満足度が高いので、他人の能力や行動に気持ちを揺さぶられず、余裕のある態度が魅力になっています。
自信があると他人と比較することはありませんので、自分でストレスを作り出すリスクも低いでしょう。また他人のよさを素直に評価できる心の広さもあるため、周囲とのつながりもバランスがとれています。
ないものねだりをする
羨ましい心理で考えられるのは「ないものねだり」です。自分が持っていないものを持っている人が、羨ましく見えるのは当然。しかしその気持ちがエスカレートすると妬みになり、常にネガティブな判断しかできなくなります。
人間は表面的な部分に敏感に反応しやすく、見た目や持ち物などはとくに比較の対象になりますよね。さらに仕事や能力なども、自分以上のレベルにある人は「いいな」と思う気持ちから、徐々に足を引っ張りたい対象になる場合もあるのです。
自分のよさに気づいていない
「隣の芝生は青く見える」という言葉のように、他人のほうが素晴らしく見えることは日常生活の中でよくありませんか。羨ましい心理背景にあるのは、他人の素晴らしさが飛び抜けているというより、自分のよさが見えてないためなのです。
他人のことが気になると、実は見えてこないものがたくさんあります。芝が青いと思うとそこだけに意識が集中され、自分の庭のよさが見えないのです。
また隣の芝生は、同じ角度から見ているのも羨ましくなる要因。違った角度で他人を判断すると、自分が勝るものも色々と発見できます。
自分勝手な発想をする
羨ましいと判断するのは、全て自分の価値観によるもの。綺麗な人が羨ましいと思う心理背景にあるものは、自分の物差しで相手を測っているためです。
逆に考えると、自分勝手な発想ともいえますよね。自分がよいと思うものに他人が共感してくれないと、気分が不快になるケースも。
こういう人は考え方を人に押しつける傾向もありますので、もっと広い視野で物ごとを見る習慣が必要ですね。
プライドが高い
自分は他人よりも仕事ができるとプライドを持っているのは、自分の気持ちを高めるために重要な部分です。しかしモチベーションにつながらないプライドは、他人と比較する要因をもたらすだけ。
人に負けたくない意識が強いプライドの高い人は、いつも自分が一番でありたいために羨ましい心理が働くのです。自分よりも先に褒められる人がいると悔しくなり、素直に他人の幸福を受け入れられない状態に。
プライドは人に自慢するものでなく、自分の幸福度を高めるために心の中にしまっておくべきものなのです。
他人の仕事がよく見える理由はなぜ?
仕事は、その人の価値を判断する際の材料にされる時があります。小さな会社よりも大企業のほうがすごい、そんな見方をする人は多いですよね。
羨ましい心理は仕事に対してもありますので、他人の仕事がよく見え始めると毎日がつまらなく感じてしまう可能性もあるのです。なぜ仕事で人を判断するか、他人が羨ましく見える理由を見ていきましょう。
同じ仕事なのに給料がよい
他人の仕事がよく見える理由で、よくあるのが給料です。収入は誰でも気になるところで、少ないより多いほうがよいのは当然。
たとえば同じ業種で勤務時間も同じ、勤務歴も同じなのに自分より給料が高い人は、とても羨ましいですよね。学生のテストの成績と同じで、給料は自分の市場価値を判断するもの。
高収入の人を見ると、なぜか自分よりも「できる」人に見える場面がありませんか。
楽に見える
営業職が内勤の人を羨ましく思うように、他人の仕事は楽に見えますよね。毎日外回り、雨が降っても真夏でも営業活動をしなければならない人は、オフィスでのんびりとパソコンを操作している人がとても楽をしているように見えます。
しかし逆に内勤の人は、外で新鮮な空気を吸いながら、カフェでお茶をしたり社内の人がいない場所で過ごせたりする営業を羨ましく思うでしょう。
営業にも内勤にも、全く違うメリットとデメリットがありますので、比較するのは避けたほうがよいですね。
有名企業が羨ましい
誰でも知っている有名な会社なら「どこにお勤めですか?」と質問された時、答えるのが嬉しく感じるでしょう。他人の仕事がよく見えるのは、勤務先の知名度が理由。
またはトレンドになっている業種なども、羨ましがられる対象です。有名企業に勤めるのは、ブランド志向と同じで人に自慢できるためかもしれません。
どのような仕事内容でも勤務先の名前が有名だと、それだけ素晴らしい人だと思われます。ブランドバッグと同じで、そのもののよさを本当に理解せず、表面だけにこだわって買ってしまう人間心理と共通しています。
仕事が楽しい
嫌々通勤する人にとって、毎日楽しみながら働く人は羨ましい存在です。好きなことをしながら、お金が稼げるというのは多くの人の理想。
しかし実際は仕事の責任が多くストレスを感じやすいので、働かされていると認識している人も多いでしょう。仕事が楽しい人は毎日充実し、プライベートもさらに豊かになるはずです。働きながら、自分を成長させるような環境はとてもよいですね。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
羨ましい気持ちを切り替えるコツについて
羨ましい気持ちをバネにして、もっと自分を高めることが必要なのですが、なかなか前向きな考え方に変えるのは難しいですよね。
いつしか妬みになってしまうと自分を苦しめる原因なので、これからは羨ましいと思う気持ちを別の方向に切り替えてみませんか。
自分を認める
羨ましいと思うのは、他人が自分の持っていない何かを持っているためです。もし自分よりも給与の高い仕事をしている人がいたら、相手の立場になり素直に素晴らしいと喜べる心の余裕を持つこと。
そして自分だって人が羨むことがあるはずだと、認める気持ちが必要です。勝てない勝負でなく、勝てる勝負を意識してみませんか。
他人と比較しない
他人の仕事がよく見えるのは、比較する考え方があるためです。こうあるべきという姿は、自分の満足度や価値観で決めるもの。
他人は他人、自分は自分と線を引いておくと、幸福度が実感しやすくなります。
感謝する
他人が優れていると思う部分は、とても小さい場合がほとんどです。自分より背が高い、高級車に乗っているなど。本来比較すべき人間性や性格などを、他人と比較することは少ないですよね。
自分が持っているものに感謝する気持ちは、次第と他人のよさを受け入れる余裕になります。
まとめ
羨ましい心理背景は、自分でもわかっている理由があるといえるでしょう。完璧な人は世の中にいないということは、まず覚えておきたいポイント。だからこそ、自分も人より勝っている部分が必ずあると安心するようにしてくださいね。