楽がしたいのは、心理的な理由が考えられます。誰でも無理して何かするより、多少余裕を持って楽できるレベルが理想的ですよね。
しかし今の時代は、なんでも時間に追われる傾向にありますので、嫌でも自分にプレッシャーをかけなければならない場面があります。
とくに仕事。社会的な責任を抱えると、その時の気分次第で片づけられないことがたくさんあるでしょう。そんな時は我慢するか、それとも休憩が必要か。楽がしたい心理の背景にある内容と、対処策についてご解説していきますね。
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楽がしたい心理とは何か?
仕事や勉強など、辛く感じる物ごとはできるだけ楽がしたいと思うのは当然ですよね。頑張った分だけご褒美があるのはわかっていても、自分自身に無理させるのは簡単ではありません。では楽がしたい時の心理とは何か、詳しくご説明しましょう。
逃げ腰になっている
楽がしたい時は、心理的に逃げ腰になっていると考えられます。現実を直視したくない場面、楽をしてなんとか回避しようと思うでしょう。
常に楽がしたいと思う人は、考え方の癖が出来上がっているのかもしれません。社会的に楽を好み、逃げ腰になる人は信頼を得がたい存在なので、成功のチャンスも掴みにくいもの。嫌なことに立ち向かうよりも逃げることをまず考え、結果的に自分が損してしまうのです。
言い訳をしている
楽がしたい時の心理は言い訳しているためで、やるべき作業もやらずに済むように自己流に解釈しています。たとえば正確性が求められる作業を手抜きして楽をした場合、必ず悪い結果や成績になるでしょう。
それでも楽がしたい人は「仕方なかった」と、自分に言い訳をしてしまうのです。言い訳が癖になると改善の意志はなく、よほどのことが起こらない限り自分は悪くないと思い続けるでしょう。
甘えている
自分に甘い人は、楽がしたい心理が根底にあります。たとえば楽をしてダイエットしたい、楽をしてお金を稼ぎたいという願望は、誰でも持っていますよね。
そこで自分に厳しくなるためには、甘えをなくすのが必要なのです。甘えがある人はいつまでも未熟なままで、自分勝手な部分もあります。
自分がやりたくない作業を人にやらせるのも平気な性格なので、周囲との付き合いが上手くいかなくなるとも考えられます。
先を見ない
今楽をすると、将来どのような結果が待っているでしょうか。基本的に楽がしたい心理とは今しか見ないためで、将来を見る考えがありません。
受験のために毎晩遅くまで勉強をするのは、試験でよい成績を残し志望校に行き、よい会社で働くためでしょう。現在の努力は目先のことだけでなく、将来のためにやることなのです。
しかし楽がしたい心理は短期的なことしか考えられず、将来的にきっと後悔してしまいます。
飽きっぽい
飽きっぽい性格の人は、楽をする傾向があります。辛い作業を継続するのは、仕事でよくある場面。残業して仕事を終わらせるのも、決して楽しくてやっているわけではありませんよね。
飽きっぽいのは我慢が足りないためで、同じく楽がしたい心理と共通しています。嫌な物ごとを避けて、好きな物ごとだけを優先する生き方は、キャリアだけでなく恋愛や友人関係にも影響するかもしれません。
悩みごとがある
今何かしらトラブルを抱える人は、悩みから逃れるために楽がしたい心理になるでしょう。仕事の悩みをはじめ、普段の生活の中で些細なことでも考えすぎると、深刻な悩みに進展する場合もありますよね。
嫌なことを全うするのは、精神力が必要です。そのため意識が集中できないのは、頭の中に他に考える物ごとがあるためで、ほとんどの場合ストレスや悩みごとなど、ネガティブな感情が考えられます。ストレスを抱えていると、簡単な作業でも手抜きしたくなります。
疲れている
楽がしたい時は心身共に疲れているためで、休息が必要なサインです。仕事の手抜きをするのはあまりよくないことですが、体が言うことを聞かない場合はそうせざるを得ない場面もあるでしょう。
「楽がしたい」という思いがいつも頭から離れない時は、心の重荷を楽にしてあげることが必要かもしれません。
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楽がしたい時はどう対処すべきか?
楽がしたい時は、必ず自分自身に鞭を打って頑張る必要はありませんが、一度楽をすると人間は無理なことを避けるようになります。では楽がしたい時はどのようにして対処すればよいか、考え方のコツについてご説明していきましょう。
基準レベルを高める
何ごとも基準レベルが低い人は、楽をしてしまう傾向があります。仕事を30分置きに休憩する人と、1時間ごとに休憩する人では成果が全く違います。
自分にとって平均や基準レベルを高くすると、無理なく努力ができるようになり、楽をしようという考えもなくなるでしょう。人間は未熟な状態で生まれ、学習して訓練を繰り返し、一人前に成長していきます。
その際に基準レベルを高く設定できる人は、他者よりも成長するスピードが早く、高いゴールを目指せるのです。楽がしたいと思った時は、普段の生活の中で少しだけ厳しく物ごとを考え直してみると、よりよい人生が待っているでしょう。
楽をした後を考える
たとえばダイエット。「これを食べるだけですぐに痩せる!」という魅惑的な商品があります。ダイエットは楽ではありませんので、このような楽ができるものはぜひトライしたくなるのは人間の心理。
楽がしたい時はまず、楽をした後のことを考えてみませんか。ダイエットのように楽ができないことを楽すると、なかなか結果はついてきません。逆に時間を無駄にしてしまい、ゴールからどんどん遠ざかってしまいます。
同じゴールを目指している人がいるとしましょう。一方は毎日エクササイズや食事制限をして、辛いダイエットを継続。そしてもう一方は何も苦労をしていない場合、結果はもうわかっているようなものです。楽をした後の悔しい気持ち、もう取り戻せないものがあるかもしれません。
自信を持つ
楽がしたいと思った時は休憩したほうがよいのか、それともがむしゃらに続けるのか。人間は究極の選択を求められた時に、どうしても簡単な答えを選びたくなりますよね。
でも自分の能力に自信がある人は難しい道を選び、さらに人間として成長することを望みます。楽がしたいと思った時は、まず自信をつけてください。
難しい場面でも必ず乗り越えられると考える勇気があれば、楽をしようと思う場面は減るはず。それよりも自信を活かして、チャレンジ精神が身につくはずです。
現実生活から離れてみる
楽がしたいという心理があるのは、自分への甘さだけが原因ではありません。心身の疲労が重なると、普段と同じ思考パターンで物ごとを見られなくなる可能性もあります。
その場合は無理してしまうと、さらに状況が悪化するのも考えられるので、何も手につかない時はいったん現実生活から離れてみましょう。
気分転換をしてみるのもよいですし、仕事を変えて自分に合ったライフスタイルを考えるのもよいかもしれません。楽がしたいと思うのは、全力疾走した自分へご褒美をあげる時期がやってきたということなのです。
まとめ
楽がしたい心理背景は、自分と向き合うチャンスを与えてくれます。ストレスが溜まりやすい仕事は、とくに楽がしたいと考える人生の部分ですよね。
無理しない程度の我慢は、自分を成長させるためにも重要。楽がしたい時は素直に心の声を受け止め、今何をするべきかあらゆる視点から解決策を考えてください。