辞めたい心理になった時は冷静に判断できるまで、慌てず時間をかけるのがまず必要です。自分のキャリアプランを考える際、全てが順調にいくような計画では思い通りにいかない場合もあります。
仕事は楽しい時ばかりでなく、ストレスが溜まって辞めたい心理が働くケースもあるでしょう。そんな時にどう考えるか、今よりも将来を優先して気持ちの整理をするコツをご紹介しますね。
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辞めたい心理になる理由を理解しよう
働いても評価されない、給料が安い、人間関係が辛いなど、仕事を辞めたいと思う理由はさまざまです。ではそんな悩みを抱える際、心理背景にあるものをまずはご説明しましょう。
甘えがある
辛いことに直面した時にどう対処するか、人によって方法は違うでしょう。辞めたい心理が働くのは甘えが関係している場合があり、嫌なことから逃げてしまえば解決すると思っています。
仕事が嫌になる理由には、上司との関係や給与などがよく挙げられます。現状を改善しようと努力せずに立ち去ってしまうと、次の職場でも同じことの繰り返しになる可能性があります。
甘えは自分では意識していない場合が多く、人生を振り返るとしっかりと考えて判断する場面から逃げてしまったことがありませんか。
不満を解消したい
辞めたい心理になるのは不満を解消したいためで、自己防衛の意識が働いています。「仕事が毎日楽しくて仕方がない」という幸運な人は、世の中にとても少ないはず。
誰でも多少の我慢をしながら、キャリアを積んでいるでしょう。不満があっても解消して、自分の目的や意図を達成する気持ちが、働く人には必要なのです。
しかし毎日募る不満。解消する方法が見つからないと辞めたい心理になり、周囲の人たちのほうが幸福に見え始めるのです。
自分のあるべき姿を探している
「自分はもっと能力のある人間で、評価されるべきだ」と、本来あるべき自分の姿を探し始めるのは、辞めたい心理があるためです。
自分の努力がどう評価されるか、期待しながら毎日頑張っている人は多いですよね。しかし思い通りの結果が出ないと、自分を責める前に相手を責めてしまいます。
この悪循環が続くと、せっかく与えられたチャンスも有効に活かせず、スキルが伸ばせない、結果が出ないといったことにもつながってしまうのです。
潜在意識
辞めたい心理になるのは表面的に感じるもの以外にも、潜在意識として心の奥に常に潜んでいるものが関係しています。人間関係が辛いなど、理由があるようで実は潜在意識から言い訳を見つけているのです。
たとえば就職した時に、今の会社は第一候補ではなかったとしましょう。働きたくないところで働いているという気持ちは潜在意識として残り、自然とネガティブな考え方になっているのです。
辞めたくなった時に考えることは?
仕事を辞めたいと思った経験は、誰しもあるのではないでしょうか。なんでも嫌な一面を見ると、よい面を探すのが大変です。
辞めたい心理になったら一旦は耐えて、今後を冷静に判断しましょう。その際に考えておきたいポイントをご説明していきますね。
辞めるデメリットを考える
辞めたい心理になったら、他の会社が素晴らしく見え始め、自分だけが損している気分になるでしょう。毎日元気に気分を高めて仕事できるのが理想的ですが、社会生活は決して楽なことばかりではありません。
もし今の仕事を辞めたらメリットだけでなく、デメリットもあると忘れないようにしてください。たとえば積み重ねた経験やキャリア。
短いスパンで繰り返し転職すると、努力した時間は何も反映されません。また退職後の収入がなくなるなど、現実的な部分も冷静に判断してくださいね。
辞めて不満は解消されるか
辞めたい心理になると全てが悪く見え始め、一刻も早く違う環境に行きたくなりますよね。そんな時は、自分の精神力が試されているのと同じ。
辞めたい理由は会社なのか、それとも自分の考え方が原因なのでしょうか。辞めた後に今抱えている不満が解消されるかどうか、まずは考えてみてください。
たとえば給料が低いという悩みは、転職すれば解決する可能性があります。では仕事のやりがいがない人は、転職して満足するのでしょうか。
こういった悩みは、今どのように仕事に対して取り組んでいるかが、今後にも影響を与えます。熱意を持って取り組めない人は、転職しても結果的に同じ。
現在の不満を解消する余地はあるのかどうか、よく考えて自分も努力するのが必要です。
次の就職先はあるのか
今すぐにでも転職したいと思っている人は、逃げ出すことで頭がいっぱいになっているでしょう。「仕事は探せばすぐに見つかる」と自分で思うほど、世の中は甘くありません。
短期間で仕事を変えるタイプだと、転職の際にも辛抱できない人と判断されるので、仕事を転々と変えると自分にデメリットになります。
辞めたい心理になった時は後悔しないためにも、転職先があるか考えるのが重要です。その間に現職で結果が出て、有利な環境に変わる可能性もありますし、よい転職のチャンスが訪れる場合もあるでしょう。
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今後のキャリアプランで迷った時の対処
仕事は生活のためと割り切って働いている人や、自分の目的に向かってコツコツとキャリアを積み重ねる人もいます。どのような意図があるにしても、毎日やりがいを感じられる生活が理想的ですね。
ではキャリアの方向性で迷った時にどう対処すればよいか、自分自信に問いかける重要なポイントをご紹介しましょう。
自分の成長を止めない
自分の得意分野を活かしたり、長所をアピールしたりすると仕事でも成功しやすくなります。キャリアとはすぐに手に入るものではありませんので、積み重ねられる仕事を選ぶのが成功の鍵。
周囲から評価されるごとにどんどんモチベーションも高まり、自分の市場価値がわかってきますよね。今後のキャリアプランが果たして合っているのかどうか、迷うことは必ずあります。
その際に考えたいのは、自分の成長を止めないこと。勉強すればさらに自分をよりよい位置にするのが可能ですが、キャリアは人としての評価も含まれているため、他人への優しさや思いやりなども考えて自分を成長させるのが大切です。
情熱が持てるか
長い人生、仕事から得るものはお金だけでなく、他にも大切なことがあります。今後のキャリアで迷った時は、その仕事は誰のためにやっているのか考えましょう。
やらされている、働かなければならないなど、自分の意思と反する働き方では、本当の意味でのキャリアにはなりません。大切なのは、今の仕事に持てる情熱。
自分のためでないと、なかなか辛い場面を乗り越えられません。他人のためにやっていることは、うわべだけが目立ってしまい評価にはつながらないのです。
過去の自分を振り返る
キャリアを積むためには、自分をよく知る必要があります。これまでの自分を振り返り、経験した仕事や影響力のある人物などを考えてみましょう。
色々な失敗体験や成功体験があったはず。それぞれの出来事で自分がどう感じたか、なぜそう思ったか、価値観や考え方の土台を知るのが大切なのです。
たとえば学生時代に夢中になった趣味など、過去の自分から未来に送るメッセージやアイデアが発見できるかもしれません。
まとめ
将来の自分がどうなっているか、想像するのは楽しくもあり不安もあります。キャリアプランが決まらない場合はあまり考えすぎず、目の前にあるものに夢中になって取り組むのも方法。
辞めたい心理になったら何かに臨んでみて、その後に見えてくるものがあるはずです。やりたいことが見つからない時は、努力している間にピンとくるものが見つかるでしょう。
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