ニートになりたい心理が働くのは、どのような場面が想像できますか。ニートとは学校にも仕事にも行かない人のことで「若年無業者」とも呼ばれています。
ニートが増える今の時代、何もせず家にいるのはあまり珍しくはなくなっているかもしれません。
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ニートになりたい心理とは?
自分もニートになりたいと考えるのは、その時の心理背景が関係しています。そのままニートになってしまうと、社会生活に戻るのが大変。
そこで現状をよりよい方向に変えるためにも知っておきたい、ニートになりたい心理について詳しくご解説していきましょう。
仕事で嫌な体験をしたことがある
ニートになりたい人の中には、かつてはきちんと仕事をしていた経験がある人もいます。ニートという言葉は、日本に2004年頃から普及したといわれていますが、仕事を今していない人でも転職活動や就職する意思がある人はニートではありません。
ニートは今後働く意思がない人達で、親と同居し経済支援を受けて生活しています。かつてはアルバイトやパートで収入があったものの、今は仕事を探す気にもなれないという人。
このようなタイプのニートの心理は、仕事で嫌な経験をしたためです。たとえば職場で仲間外れにされたなど、辛い思い出があるので社会に戻る勇気がないのです。
次の仕事が見つからない
仕事探しは、思っているほど楽ではありません。やりたいことがわかっていても、会社の求める人材とかけ離れてしまっては、採用はされないですよね。
この繰り返しが続くと、ずっと仕事が見つからないと諦めが出てしまいます。その先に待っているものはニート生活。仕事をしたい気持ちは一時的にあっても、社会が自分を受け入れてくれないのがニートになりたい心理に隠されています。
一人の時間が欲しい
ニートになりたいのは、自分一人の世界が欲しいためです。どこに行っても人付き合いがあり、ストレスを感じやすい人は社会とのつながりを絶ってしまいます。
ニートの多くは家族と一緒に暮らしているので、生活に不便はなくしかも限りなく自由。人付き合いのしがらみもないので、ニートが快適に感じ社会復帰に魅力を感じません。
一人の時間ばかりが続くと、逆に飽きてしまう場合もありますが、ニートは時間を上手く使い自分の趣味ややりたい物ごとで充実させています。
モチベーションが高まらない
ニートになりたい心理は、どうしてもモチベーションが高まらないのが原因です。社会生活はするべきだとわかっていても、重い腰が上がらずいつも同じ生活の繰り返し。
人から「いい仕事があるよ」と言われても、面接したり履歴書を作成したりするやる気が湧かないのです。このタイプのニートは、些細なことがきっかけで社会生活に復帰するケースもあります。
たとえば家の近所にオープンした店など、自分に好都合な出来事があると急にモチベーションを高めるはずです。
社会人によいイメージがない
満員電車に毎日揺られて会社通い。上司や先輩に叱られながら毎日残業。社会人になると学生とは違い、やるべきことやマナーをわきまえ、我慢しなければならない瞬間が色々とあります。
そんな社会人に対して魅力を感じない人は、ニートのほうが幸せでしょう。就職する意思すら持たないのは、社会生活に興味がないため。
辛い生活を続ける意味がわからず、仕事をしてもいつも休むことばかり考えてしまうかもしれません。
我慢したくない
働いて毎月給料をもらう生活は、世の中の多くの人がやっていることですが、これがニートにできないのは我慢したくないため。
安い給料で辛い仕事をさせられ、自由時間もない毎日。働く魅力がわかっていないので、辛い部分だけが浮き彫りになっています。
我慢できない性格の人は仕事で成功するのは難しく、さらに人間関係でも上手くいかない場面が多くなります。全てが悪循環となり、結果的に家で毎日を過ごしたほうが、自分の幸福度が高まると考えているのです。
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ニートになりたい心理を解消する方法
ニートになりたい心理になると、どんどん楽な方向にいってしまいそうで不安になりませんか。そんな時は前向きに現状から抜け出す方法を考え、社会生活に復帰できるよう努力してみましょう。
本当にニートになりたいか考える
ニートになりたい心理は、人間関係の疲れや職場のトラブルが影響して、一時的に感じているのかもしれません。感情的に将来を判断すると後悔するので、本当にニートを目指しているのか、冷静に自分の考えと向き合ってみましょう。
ニートがよいと思う理由について、ニートになるメリットだけでなくデメリットも知ること。現状の嫌なものから逃げたいために、ニートの道を選択する人も少なくありません。仕事をせずに何をするのか、具体的なプランをまずは考えてくださいね。
学校に通う
仕事は人間関係や自分のスキルなど、色々な内容が重なり負担に感じますよね。働くのは収入を得るためだと割り切っていても、過去に辛い体験をした人はお金がなくても、ニート生活のほうが平和に見えるでしょう。
そんな時は無理に仕事に就いても、長続きはしないはずです。何度も転職を繰り返すのは精神的な負担になり、自信喪失にもなるかもしれません。
そんな場合は仕事探しでなく、学校に通うのもオススメです。ニートは人付き合いが苦手なのも共通点。そのため会社という組織は、高いハードルになっています。
興味があるスキルを身につけるためにも、まずは学校という団体で人間関係を学ぶのも方法です。
成功体験を積み重ねる
小さな成功体験を積み重ねると次第と自信が湧き出し、社会復帰して自分を試したくなります。成功体験はなんでもよいので、達成感を覚える習慣がやる気を回復させるコツです。
たとえばダイエットで目標5kg減量など、自分自身をプッシュしながら何かをやり遂げるのは社会で上手く生活するための基盤。
達成できないゴールでなく、到達しやすいゴール地点をいくつも作り、そのたびに「やればできる」と自信回復してくださいね。
趣味を見つける
ニートになりたい、今は何もやりたくないと無気力な生活が続くと、刺激のない生活が快適に感じてしまいます。幸福な人生を送るためには、課題を持つのが必要です。
なんのために働くか、仕事を通じて何を見つけるか。そんな意義を考える際には趣味を持ち、自分を磨くのもオススメです。趣味とは好きなことや集中できるもの。
ストレス発散効果も期待できますので、嫌な出来事があった時は何かに没頭する時間も必要です。趣味を見つけてスキルを磨き、将来自分のキャリアにつなげるのも可能なのです。
自宅でできる仕事を探す
ニートは外の世界が不安に感じるため、家から出ることを拒んでしまいます。人の視線が気になる場面や、外から受ける色々なプレッシャー。
仕事をしたくてもできないのは、働く環境が自分に合っていないのも考えられます。社会生活を送るのは、必ずしも職場に行かないとできないわけではありません。
自宅で働くのも可能なので、家から外に出たくない人はまず在宅の仕事をするのもよいでしょう。パソコンを使う仕事も近年増えていますので、少しずつ社会の一部に溶け込んでください。
まとめ
仕事は毎日大変。退職した人が、何もしない生活を快適に感じるのは当然です。自由な生活は快適なのですが、次第に飽きてしまうのも特徴です。
何もない毎日はだらける原因。やる気がどんどんなくなるので、ニートになりたいと考えた時は、毎日やることを必ずひとつは決めておきましょう。
犬の散歩やエクササイズ、掃除など。規則のある毎日は、のんびりとした生活にはまってしまわないための回避策になります。
・楽がしたい心理がはたらくときは休憩する?それとも無理するべき?