負けず嫌いの心理を上手く活用すれば、自分をさらに成長させてもっと磨きをかけられる場合もあります。しかし負けず嫌いとは、あまりよい意味で表現されることがなく、人間関係を乱す場合も。
負けるよりも勝ちたいと思うのは、誰でも同じことですよね。その欲の高さが人以上に強くなると、負けず嫌いになります。
会社や友人など、周囲に必ず一人はいる負けず嫌いの人。心理背景を理解して、上手く付き合うコツをマスターしましょう。
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負けず嫌いの心理的特徴について
負けず嫌いは性格的なことが基盤にありますが、その時の心理背景も影響しています。何をやっても勝ち負けで判断したがる、負けず嫌いの人の心理について詳しくご説明していきましょう。
うわべで判断する
結果だけを重視する負けず嫌いの人は、心理背景に人の外側だけで判断する傾向があります。その人の本質を知る努力をせず、表側だけで人を決めつけてしまうのです。
完璧にメイクをしている綺麗な女性は、性格もよい人だと誤解するタイプ。勝つことはとても大切ですが、結果が全てではありません。
負けや失敗から学ぶことも人生たくさんありますので、うわべだけにこだわる負けず嫌いの人は、価値のある出会いを無駄にしている場合もあります。
弱点を認めたくない
誰にでも長所と短所はあり、人間関係を上手く続けるためには、バランスよく自分を相手にアピールしなければなりません。負けず嫌いの心理は、自分の弱点を知るのが怖いため。
また悪い部分があっても認めたくないので、なかなか成長できません。負けず嫌いは自分が悪いとわかっていても、人に謝ることはせず頑固な態度でやり過ごしています。
弱点を認めて改善しないと、いつまで経っても人に誤解されたままになってしまいます。
プライドが高い
負けず嫌いの心理に共通するのは、プライドが高いところ。負けず嫌いとは他人と比較して、勝ち負けをはっきりとさせる見栄です。
プライドが高い人は人から褒められたり、絶賛されたりすると心地よく感じる人です。どちらも自分の才能や魅力に誇りを持ち、人よりも上にいることで安心します。
プライドが高い人は、わざと張り合うこと自体がプライドに反するのですが、どのような手段を使っても自分を強調するために戦ってきます。自分が優位に立つためには、意味のない競争にもやりがいを感じているでしょう。
指図されたくない
負けず嫌いな人は、他人から指図されるのが大嫌い。できるだけ人の先頭に立ち、周囲をまとめる立場になりたがります。友人と大勢で何かをする場合も、リーダーになり自分の意志をまず伝え、その場の流れをコントロールしたがるでしょう。
もともとリーダーの素質がある人ならよいのですが、負けず嫌いはただ人に負けたくないというこだわりだけで人をリードしたがるので、周囲が迷惑する場面がよくあります。
状況を正しく判断せず行動に移すため、結果的に周囲が損するケースもあるでしょう。
競争心が強い
負けず嫌いの心理は過剰な競争心があり、人一倍戦うのが好きです。あからさまに負けず嫌いをアピールする人も世の中にたくさん存在しますが、内側に本心を隠している負けず嫌いも多いのです。
競争心を表に出さず、密かに戦ってくる人。面と向かって競争するのは怖いので、冷静に勝ち負けを自分で判断しています。
たとえば仕事でいつも評価される同僚。羨ましい気持ちを知られたくないので、なんとか競争して勝とうと考えます。その場で対決せず競争心を秘めるタイプは、何年も時間をかけて仲間よりも早く昇格するなど、ひたすら努力するでしょう。
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負けず嫌いの長所
負けず嫌いと自分を紹介すると、とても付き合いにくい人だと思われます。しかし悪いところだけでなく長所もありますので、その人の持つ個性や魅力として引き出しながら付き合うとよいですね。では負けず嫌いの長所について、詳しく見ていきましょう。
人の面倒を見る
人に振り回されるのが嫌な負けず嫌いの性格は、逆に自分がリーダーとなり周囲をまとめるのが特徴です。そのため周囲からは面倒見がよい人だと思われ、困った時に頼りになる存在。
相談に乗り親身にアドバイスしてくれるので、異性なら特別な気持ちを抱くほど素敵に見える場合もあるでしょう。人の上に立ちたい意欲を正しい方向で引き出すと、とてもよいまとめ役になってくれるはずです。
自信がある
負けず嫌いな人は自尊心が強いので、自分に自信がありなんでも前向きに取り組みます。初めてのプロジェクトも周りが不安になっている中、自分ならできると自信があるので率先してやってくれるでしょう。
プライドを持ちすぎると周囲とぶつかりやすくなりますが、自分自身を高めるプライドならあったほうがよいですよね。負けず嫌いの長所を活かし、自信を持って生きる姿はとても魅力的です。
計画性がある
勝つためにはあらゆる手段をとる負けず嫌いな人は、負けないようにあらゆる角度からリサーチを行い勝つ準備を整えます。同じ作業をしている人よりも、早く的確に量をこなしたい。
そんな場面では下準備をきちんと行い、効率をアップするためにあらゆるアイデアを考えています。
最終的には自分が満足する結果を手にするのが目的なのですが、そこに至るまでのプロセスは周囲にメリットを残す場合もあります。何ごとも計画性があるので、失敗のリスクが低いといえるでしょう。
負けず嫌いの短所
負けず嫌いは悪いところばかりが思いつくかもしれませんが、逆に長所に置き換えて付き合うのがコツです。負けず嫌いの人とは、意見のぶつかり合いが多くなる存在。短所として避けられてしまう部分をご説明しましょう。
柔軟性がない
人付き合いを上手くするためには、多少納得のいかないことがあっても、相手に歩み寄る心の余裕や我慢が必要です。負けず嫌いは絶対に自分が正しいと思っているため、柔軟性がなく人の意見を聞きたがりません。
自分の間違いを認めるのは「負け」なので、不機嫌になりながらも正当性を貫き通すでしょう。あまり勝ち負けにこだわりすぎる人は、他人の意見を素直に受け入れられないので、リーダーにはふさわしくない場合もあります。
上から目線になる
負けず嫌いは人に指図されるのが嫌なので、自然と上から目線で周囲に接しています。「寒いから窓を閉めて」「出かけるの面倒だから明日ね」など、相手の都合や気持ちを考えず一方的に自分の感情を押しつけてきます。
上から目線になりやすいので、付き合う人も大人しい人や気弱なタイプが多いでしょう。そのためいつも自分が中心になり、やりたい放題になってしまいます。
落ち込みやすい
負けず嫌いの短所は、期待した結果が得られないと落ち込みやすいところ。絶対に勝つといつも自信を持っているため、相手が自分よりも上をいくとかなりショックなのです。
そこから立ち直るためには自分との戦いが必要で、勝った相手を必要以上に妬んでしまいます。負けず嫌いは自分が満足している間は、何かと周囲にも気を配りよい人を演じていますが、一度落ち込んでしまうと全てが自分の敵になってしまいます。
価値観が人と合わない
こだわりが強い性格なので、価値観のずれが目立ってしまいます。「絶対にこれがよい」と相手に意見を押しつけても、毎回受け入れられることはありません。
価値観のずれは相手のせい。自分が歩み寄らず、気に入らない人とはどんどん距離を置いていきます。付き合いやすい人だけが残るので、幅広い考え方や価値観を身につけるのは時間がかかるでしょう。
まとめ
負けず嫌いの心理や性格は、誰にでも多少なりともありますよね。人間関係で短所にならないよう、よい部分だけをアピールする心がけを意識してみましょう。
・プライドが高い人の心理背景と仕事でぶつからないコツについて